小児外科

毎月第3を除く土曜日の午前中は慈恵医科大学小児外科医師が一般小児科を含めて担当いたします。

小児外科の代表的な症状は

などです。

臍ヘルニア(でべそ)の治療について

でべそは本来はへこんでいるはずのおへそが逆に出ている状態をいいます。
泣いたときにおへそがお餅みたいに膨れ上がったりすることもあります。

基本的には「1歳半から2歳まではクリニックで経過観察」することが多く自然に治るケースも多いです。
だからと言って小学生でもでべそが治らないお子さんはいるので、まずは受診してみて下さい。

当院での治療は「圧迫療法」をケースによっては行います。
(保険診療での治療が可能です)

当院での圧迫療法

おへそのくぼみ部分に詰め物をします。
その詰め物をした状態で刺激性の弱いテープを貼っていきます。
小児外科の専門医の先生が月に3回は外来をしているので、ある程度治ってくるまでは出来るだけ受診をお願いしています。

圧迫療法のメリット

手術にならずに済むこともある

でべそも治らないと手術になってしまいます。
保険治療が可能ですが、入院が必要となってしまいます。

おへその審美性も良くなる

でべそは皮膚が開いてしまっているので、例え治ったとしても皮膚がびろーんと垂れ下がってしまうケースがあります。自然に治るケースの方が多いですが、場合によっては、手術しないと皮膚が垂れ下がったままになってしまいます。

もし手術となったら

でべそが圧迫療法では治らず、手術となった場合においても、慈恵医大の小児外科(本院、葛飾病院)において小児外科の専門医が責任をもって手術をしていきます。(主に2歳以降)
手術をすれば治る可能性が高いものですので、心配せずにまずは受診してみて下さい。

そけいヘルニア

そけいヘルニアは脱腸と言った方が馴染みがあるかもしれません。
腸が下腹部ではなく、そけい部(股の付け根)に飛び出ている状態です。
所見で分かることもありますし、エコーで分かる場合もあります。
遺伝とそけいヘルニアの因果関係は分かってません。
学会では1%以上の子にそけいヘルニアの症状があると言われています。

そけいヘルニアは手術をしないと治りません。

放っておくと壊死してしまう可能性もありますので、必ず受診して下さい。

もし手術となったら(子供のそけいヘルニア)

大人のそけいヘルニアの場合には、日帰りの手術のクリニックがありますが小さい子供に対応した手術のクリニックはほとんどありません。
手術となった場合においても、慈恵医大の小児外科(本院、葛飾病院)において小児外科の専門医が責任をもって手術をしていきます。
手術をすれば治る可能性が高いものですので、心配せずにまずは受診してみて下さい。

停留精巣

停留精巣は男の子の精巣が袋に降りてこない症状をいいます。
通常はお母さんのお腹の中で成長するに従って徐々に下降して、出生前後で袋の中に入ります。 学会では、新生児には約5%、1歳では1.5%程度のお子さんが停留精巣に該当する。とのデータが報告されています。

停留精巣は健診でチェックを受けて発覚することがほとんどです。
精巣が入っているかどうかはお父さん、お母さんが普段接していて気づくことは難しいです。

停留精巣を放っておくと大人になった時に不妊のリスクがあがる。悪性になる可能性もある。
また年齢が上がってくると精巣へのダメージが上がる可能性もある、と報告されています。

1歳前後まではクリニックであるか、無いかの様子をみます。
その後改善が見られない場合には手術をしていきます。

もし手術となったら

手術となった場合においても、慈恵医大の小児外科(本院、葛飾病院)において小児外科の専門医が責任をもって手術をしていきます。
手術をすれば治る可能性が高いものですので、心配せずにまずは受診してみて下さい。

ひきふねこどもクリニック

tel.03-3618-1111

〒131-0046 東京都墨田区京島1丁目39番1
曳舟西ビューハイツ1F 店舗122

  • 院長:髙田 昌亮
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予防接種・乳幼児健診
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